国産車から輸入車ディーラーへ。得意分野に注力できる環境で、仕事もプライベートの時間も充実

メカニック

ファイブスター東名横浜 M・S

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子育てを理由に、一度は辞めた自動車整備士に戻った理由

私は自動車整備士の専門学校を卒業後、国産車のディーラーにて10年程働いていました。転職のきっかけは、子供が生まれたため家族の時間をもっととりたいと思ったこと。前職のメカニックの仕事は土日出勤が基本で、残業も多くある会社だったこともあり、子育て環境を重視して転職を決意しました。

その後、他業種のエンジニアリング職を転々とし、直近3年間は整備士の専門学校の講師を勤めていました。慣れない仕事は大変なことも多く、また通勤の電車移動の長さや、朝の出勤時間の早さは悩みの種でした。子供と一緒にいる時間が欲しくて転職したのに、逆に家にいられない時間が増えてしまったためです。

そこで、妻がフルタイムの仕事を始めたタイミングで転職活動を行い、専門学校の同僚の先生からご紹介いただいた、フォルクスワーゲン正規ディーラーである株式会社ファイブスター東名横浜の採用面接を受けました。

自宅から通いやすい立地だったこと、店舗の雰囲気がとても良かったこと、そして何より将来を見据えたポジションとして工場長へのキャリアステップや資格取得の道筋を明示してくれたことが大きかったですね。明確なキャリアの目標ができたことと、私への期待を感じられたので、ここで頑張ってみようと思えました。

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メカニックとしての得意分野に注力できる環境

国産ディーラーで働いていたときは、お客様が来店されてからの対応や、見積書などの資料作成、整備や引き渡し時の説明まで、1から10まで全部1人で行うような環境でした。当然そのときのスキルは今も活きていますが、当社の場合、メカニックは車の整備に専念する分業制を取り入れており、より自分の得意分野に注力できています。

2023年2月に入社後、メカニックとして自動車の点検や車検の整備など関連業務全般をはじめから任せていただいたのも、今まで培ってきたスキルを存分に発揮できるそんな環境があったからです。

店舗に併設されている整備工場には、メカニック経験者にとっても便利な工具や装置がたくさんあり、私自身、そういった環境の中で車の修理に没頭しているときが一番好きな時間なんです。最近の事例で、車の警告灯が付かないという不具合の修理依頼がきて、表面的なパーツの故障ではなく、大元の原因は違うところにあることを突き止めたことがありました。自分で調べたり先輩から情報を集めたりして、難題にも夢中になって向き合い解決できたときはやりがいを感じましたね。

また、分業制で整備に集中できるからといって黙々と1人で作業だけしていればいいわけではありません。チームで仕事をするため、お客様に直接関わるフロントスタッフにわかりやすく整備内容を説明したり、店舗にて一緒に働く仲間とは挨拶や仕事の連携含め丁寧に接しています。後輩が修理に苦労しているのを見たときはアドバイスをしたり手伝ったりすることも意識していますし、私の場合は専門学校の講師をした経験から、伝え方は以前に比べて上達したかなとも感じています。

あえて不安だったことと言えば、入社前は輸入車ディーラーは英語ができないといけないのかなという想像をしていたことです。実際、全くそんなことはなく日本語で大丈夫なので、無用な心配だったことも補足として伝えておきます。

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メカニック部門の工場長を目指して、一歩一歩

転職してまだ1年経っていませんが、今までの働き方と変わったことがたくさんあります。書類作成など周辺業務は他の担当者がいるため気を取られることもなく、自動車の整備業務に集中できるので生産性が上がり、残業時間はだいぶ減ったと思います。もちろん仕事の波はあるため忙しいときもありますが、基本的には定時で上がり家族と晩御飯を食べられるライフスタイルになりました。

土日は基本的に仕事になりますが、シフトを調整できたり、休みの希望を考慮してくれるチームの仲間には感謝しています。最近のオフの日の過ごし方として、娘とドライブする時間がとても楽しく、リフレッシュになっています。家族のみんなが、私の仕事を「車のお医者さん」と言ってくれるのも、なんだか嬉しい気持ちになりますね。

最後に、私自身の今後のキャリアプランですが、メカニック部門の工場長を目指して経験を積んでいきたいと思っています。入社前の面談で管理職の方から伝えてもらったことで、上を目指す目標ができたので、まずはフォルクスワーゲンの専門資格を取得することが第一。そして、周りのみんなからも信頼してもらえるように、一歩一歩経験とスキルを磨いていきたいです。

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みなさまへのメッセージ

仕事で大事なのはやはり、コミュニケーションです。整備士の専門学校では技術的なことを教わると思いますが、現場に入れば新たに学ぶことの方が多いからです。強みや性格も違ういろいろな人たちがいる会社で、礼儀だったり、チームワークを大切にするためのコミュニケーションは大切なことです。

でも、1つ安心して欲しいのは、先輩や同僚がなんでも知っているわけではないので、悩んだり不明点があっても1人で抱え込まず聞いて欲しいということです。コミュニケーション力とは口が達者である必要はなく、人の話を聞いたり聞いてもらったりという関係性を作れることでもあったりします。私のいる職場は人間関係を大切にしているので、仕事はみんな真剣ですが仲間を大切にしながらメリハリよく働いています。ぜひ、あなたもこの環境の中でのびのび成長していって欲しいですね。

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