車の知識ゼロからのスタート。人への感謝の気持ちが、自身の成長に

サービスフロント

ケーユー T・W

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会社を決めるときに大事なのは、実はフィーリングかもしれない

私は2015年に新卒でこの会社に入社したのですが、実は車業界に興味があるわけではなかったのです。大学は経済学部で、就職活動をしていく中で漠然と営業職などの情報を見ており、ある時、合同会社説明会で当社に出会ったのです。正直、名前も知らなかったのですが、担当の方がとても気さくに話しかけてくださって、自分自身もスムーズに質問もできましたし、興味深く会社の話を聞けました。これをフィーリングが合う、というのでしょうか。第一印象で、この会社で働いてみたいと素直に思えたのです。

新卒同期のメンバーもたくさんいて、車業界の営業関係の仕事なので、お互いにライバル感が強いイメージを入社前は持っていました。結構バチバチといいますか(笑)。ところが、雰囲気が明るくて、休日はみんなで出かけたり、お酒を飲みに行ったりととてもいい関係を作っていけるなど、いい意味でイメージと違いましたね。

また、入社後に配属された職種も、私の性格にあったポジションです。当初は営業に配属されるかなと思っていたのですが、私自身あまりガツガツするタイプではないので、そこも人事の方がよく見てくださって、今も続けているフロント職に。適切に選んでいただけたなと思っています。

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フロントは、お客様とメカニックを繋ぐ存在

フロントの仕事は、車検や定期点検でいらっしゃるお客様の対応が基本になります。直接来たお客様はもちろん、電話でのご相談もあります。「車のここの調子が悪い」とか「こういった修理をしてほしい」などお客様のお話を聞きながら最適な対応を導き出すことが一番のミッションです。

入社当時は、車種も部品も車のことは全く分からなかったので、とにかく先輩に付いて勉強していく毎日でした。最初の1〜2年は結構大変だったというのが正直な思いですが、先輩方が親身になって優しく指導してくださったので、頑張ろうという気持ちで働くことができました。

実際に3年目位になると少しずつ余裕が出てくるようになり、フランクにお話できるお客様も増えていきました。先輩の姿を見ながら仕事をしていく中で、お客様に合わせて接客のスタイルを変えるということが、無意識にできるようになってきたのだと思います。

フロントのもう一つ重要な仕事として、実際に車を修理するメカニックとの連携をしっかりと取る、ということが挙げられます。お客様に安心して車に乗っていただくためには、故障の原因やお客様からヒアリングしたことを、正確にメカニックに伝えることが大切です。どういった修理方法がよいのか納期はどのくらいかかるのか、メカニックと良く検討した上で、お客様に納得いただける最善の策を出していくのです。

当然、私よりもメカニックの方が車に詳しいので、最初の頃は仕事をただ投げるような形になってしまったり、苦労したことも多かったのは事実です。しかし、自身で勉強したのはもちろん、実際に作業現場を見にいったり、自分なりにコミュニケーションを取ることを心がけました。時間が経つごとに、自分でもこの仕事量だとこのくらいの時間がかかる、といったことが分かるようになって、段々とメカニックの方と距離が縮まり、連携もうまく取れるようになりました。今では、時間が合えば一緒にお昼ご飯を食べることもありますよ。

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自分自身が救われたように、部下に慕われる人間になりたい

入社から8年が経った今、将来のキャリアについて考えるようになりました。マネージャーになりたいという目標もあるのですが、一番は後輩にしっかりと信頼される、慕われる人間になるということです。その想いが強い理由として、入社当時、私が困っていたときに、その気持ちを汲み取って声を掛けてくれた先輩の存在が大きいからです。

今は、実際に部下を任されるポジションになり、ちょっとしたことでも気づいてあげることが大切だと実感しています。もちろん、仕事の面においても、さらにお客様への気遣いを磨いていきたいと思っています。車の購入を考えているお客様を相手にする営業と違って、フロントは車が壊れて修理が必要になったなどネガティブな気持ちで来られるお客様に対応することが多いんです。そういった状況からどう話を進めていくのか、お客様の心情をもっとしっかりと汲み取れるようになりたいですね。

入社から現在まで本店に勤務しているのですが、職場の雰囲気は20代の若い世代も多く明るいのが特徴です。コミュニケーションは取りやすい職場だなと感じています。私には息子がいるのですが、体調を崩して連絡が入ったときには、上司が「早くいってあげなよ」と言ってくださって。協力しあえる仲間がいるのはとても心強いです。

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みなさまへのメッセージ

みなさまにまずお伝えしたいことは、車について知識がなくても大丈夫ということです。働きながら身につけていける職場であることはもちろん、本店の敷地内には1500台程の車があるので、実際に車種を見ながら覚えることもできます。逆に、車が大好きな方にとってはワクワクするような環境かもしれませんね。私もしっかりとフォローしていきますので、少しでも興味が沸いたら、ぜひチャレンジしてほしいと思います。

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